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2025年度 MRC第18回初級者のための食品膜技術講習会 開催案内

対面講義を中心に オンライン講義も併行して行います

食品膜・分離技術研究会(MRC)会員・関係者各位 

食品膜・分離技術研究会 会長 渡辺敦夫

 

長年にわたり我が国の食品産業における膜技術の研究開発をリードし、また、農林水産省食品総合研究所および新潟大学大学院で多くの社会人・院生を育ててきた経験を踏まえ、渡辺敦夫MRC会長が主として講義します。また、膜装置の洗浄と洗剤については田辺忠裕MRC役員((元)エコラボ社勤務・現在シラサギサニテーションラボ)が担当します。テキストには、本講習会用に作成した膜技術の易しい解説書(主としてppt)等を使用致します。是非、多くの方々のご参加をお待ち致します。

 

主旨:

 ロシアのウクライナ侵攻以降、世界の安全保障環境は大きく変化し、武力による国家間の紛争が増えており、我が国の安全保障環境が脅かされています。私たち研究者・技術者はこうした国際情勢を正しく認識しつつ、今まで以上に技術開発に力を入れ国力の増強に努力する必要があると考えます。そのためには、従来から期待されてきた技術開発をさらに加速させる必要があります。

 食料問題に関しては,自給率の向上,安全性の確保、資源の循環・再利用システムの構築(排水・廃棄物からの有価成分の回収・利用)、省エネルギー生産等が必須の要件となります。これらはSDGsの目的に合致します。高齢・少子化傾向への対策としては、健康を維持しハツラツと仕事ができるように、生体の恒常性を適性に保つ機能を強化した食品の創造および機能性成分の分離精製等が必要になります。 さらに、社会の成熟化と生活水準の向上に伴い,安全な食品、よりおいしい食品・新鮮な食品、健康維持に役立つ食品が求められており、各種機能性成分の分離、アレルギー原因物質の分離除去等が望まれてきました。こうした要求に応えられる膜技術は今後も大きな役割を担っていくものと考えられます。

本講習会は,こうした社会状況を勘案して,広く食品産業で利用されている膜技術について理解いただけるように、当研究会が設立10周年を記念して出版した『食品膜技術―膜技術利用の手引き―』を教科書(講義は独自に作成したパワーポイント使用)として膜技術のエキスパートである渡辺MRC会長が主として講義します。

第18回 MRC・初級者のための食品膜技術講習会 開催要領

参加申込書 Googleフォーム

1.日時:20258月6日(水)7日() (2日間)

*6日 講義;1000分より1700分  (質問がなくなるまで質疑を行います)
*7日 講義;1000分より1630分予定(質問がなくなるまで質疑を行います)

2.場所:対面講義:(一財)日本食品分析センター新館 (会場:日本水産油脂協会ビル・文末地図参照)

新宿駅より小田急線:代々木八幡駅 下車 徒歩5分、あるいは
地下鉄千代田線:代々木公園駅 下車 代々木上原寄り出口徒歩5分)
1510062 東京都渋谷区元代々木町521 TEL 03-3469-7131

オンライン講義Microsoft Teamsを使用して受講下さい

3.講義形式  教科書『食品膜技術ー膜技術利用の手引きー』に基づいて作成した講義用のPower Pointを使用して講義します。

 

 対面講義(従来通り)  ②オンライン講義(Microsoft Teams)を併用します。どちらの講義方法で受講するか選択して下さい 

教科書(『食品膜技術―膜技術利用の手引き―』再印刷版を受講者には特別割引6,500円/冊・送料込み)で販売します)


会場

講義形式

昼食&交流会

① (一財)日本食品分析センター新館会議場

日本食品分析センター新館(日本水産油脂協会ビル)にて対面講義

昼食&交流会費含む

②   オンライン

インターネットにてオンライン講義 Microsoft Teams

 

 

4.参加費

 受講料と講義資料代(pptの費用が含まれます(①対面講義には2日分の昼食・交流会費が含まれます)
なお、対面とオンラインの受講料 は同一とさせて頂きます。

参加費

 

 

早割り扱い
(7/24
)

早割り以降扱
(7/25以降)

2日間の受講料

会員

40,000円/人

45,000円/人

会員外

55,000円/人

60,000円/人

5.講義資料(ppt)の配付およびオンライン講習会招待状の送付

 81日を目処に、参加者全員へ講義資料(スライドpdf)の配布、およびオンライン参加者へのMicrosoft Teamsの参加招待状を電子メールでお送りします参加招待状を受信したら必ず受信した旨の返信をして下さい82日になっても連絡の無い場合は事務局(09045341489)にお問い合わせ下さい(メールアドレスが違って届かないことがあるといけないので)。講演要旨ダウンロードの案内メールが届かない場合は下記のGoogleフォームによりお問い合わせください。

講義要旨ダウンロードの案内メールが届かない場合のお問い合わせ(Googleフォーム)

6. 参加費振込み先 (郵便振替の方が、情報量が多く間違いが少ないので、出来るだけ郵便振替にて送金下さい)

  郵便振替が出来ない方は、下記の みずほ銀行 をご利用下さい。

 ◎郵便振替;口座番号   :  00170--502659
 口座名          :  MRC本部事務局
 加入者氏名        :  渡辺 敦夫 

 払い込み取扱票の通信欄に2025年 初級 膜講習会」と記入して下さい。

  ◎銀行の場合:   みずほ銀行: 川口支店(店番号:300)
            普通預金口座: 2425245
              名前 : MRCホンブジムキヨク

◎請求書・領収書が必要ならばその旨、下記の参加申込書(Googleフォーム)にご記入下さい(事務局の負担を軽減するためできるだけ請求書・領収書の発行の要求をお控えください。また、社内で取りまとめて申し込みを頂くと事務局の負担が軽減されます―― 労働生産性の向上にご協力ください)。

◎なお、申し込みが早割り期日以内であれば、参加費の振り込みはそれ以降になってもかまいません。
 ただし、参加申し込みを頂くと、事務局で参加者のための手続きが始まりますので参加できなくなった場合も参加費の支払いは必要です(代理の方の出席をお願いします)

以上

参加申込書 Googleフォーム

上記のボタンをクリックすると参加申込のGoogleフォームが開きますので、質問に回答して参加申込を行ってください。

 

お問合せ(できるだけ e-mailにてお申込・問い合わせください

332-0015  川口市川口1-1-3-3211 食品膜・分離技術研究会(MRC) 本部事務局
    e-mail : 
mack80wata@uu.em-net.ne.jp TEL : 090-4534-1489

 第18回 MRC・初級者のための食品膜技術講習会 プログラム

日 時

内 容

講 師

8/6

水曜

10:00~11:15

75分

① イントロダクション

受講者自己紹介・講師自己紹介および総合学習(技術者・研究者のリーダーとしての心構え等)

② 食品加工技術と膜関連科学の基礎 ―逆浸透・真空・凍結濃縮、クロマ

ト、浸透圧、正浸透、分子・粒子の大きさ、物質の質量、超臨界流体抽出―

渡辺 敦夫

11:15~11:20

休憩

11:20~12:10

50分

③ 食品産業における膜技術 - 膜利用と発展の歴史・ろ過-

12:10~13:10

昼食 ⑫ビデオ(対面受講者のみ)・(財)日本食品分析センター

紹介と膜技術・分離技術

13:10~14:40

90分

④ 膜技術の基礎―膜の特性、モジュール構造とその特性―膜の作り方、膜の耐熱性・耐薬品性、膜モジュールの構造と特性―

⑤ 濃度分極と膜ろ過法

14:40~15:00

休憩

15:00~16:10

70分

⑥ 膜装置の組み方と運転データーの取り方―線速・圧力・温度の影響、加圧ポンプ・配管材・圧力計・温度制御 ―

16:10~16:20

質問事項記入

16:20~17:00

40分

Q&Aアワー(MRC役員が出席し専門的な質疑ができます。

質問がなくなるまで質疑を行います)

17:00~18:50

情報交換・交流会(対面受講者のみ)

8/7

木曜

10:00~12:00

120分

⑦ ファウリング層の基礎的性質――透過流束の低下と分離性能の変化、fouling(付着層の形成と目詰まり)とdegradation(劣化)、fouling層の性質とfouling防止用モジュール、限界安定透過流束(critical flux)、限界流束(limiting flux)

渡辺 敦夫

12:00~13:00

昼食 ⑫ ビデオ 膜技術関連 等

13:00~14:00

60分

⑪ 膜モジュールの洗浄と殺菌

(1) 膜装置の洗浄の実際

(2) 膜装置洗浄用の洗剤

田辺 忠裕

14:00~15:00

60分

⑧ 膜技術の応用例―その1―

(1) 飲料工業への膜利用

(2) 醸造工業への膜利用

(3) 水産工業への膜利用

(4) 食品分野以外への膜利用

渡辺 敦夫

15:00~15:15

休憩

15:15~16:00

45分

⑨ 膜技術の応用例―その2―

(1)無菌化濾過による食品の製造

(2)ナノ濾過技術による食品の改質と機能性食品の製造

⑩ メンブレンバイオリアクター――遊離生体触媒型と強制透過型膜リアクター、膜利用型排水処理設備、

16:00~16:30

質問事項記入 & 質疑(質問がなくなるまで質疑を行います)

時間割&プログラム内容が多少変更になることがあります

渡辺敦夫:農学博士、MRC会長、日本膜学会名誉会員、(元)新潟大学教授、(元)農水省食総研・研究室長

田辺忠裕:MRC幹事、元エコラボ(株)、シラサギサニテーションラボ


 食品膜・分離技術研究会の趣旨

 本会は、1989年(平成元年)に設立された『食品膜技術懇談会(MRC)』を2005年に『食品膜・分離技術研究会(MRC)』と名称変更した研究会です。食品産業における膜・分離技術の研究開発および利用と普及をめざす食品会社・食品関連会社、膜・分離技術関連会社、膜・分離装置関連会社等の民間企業と、国公立試験研究機関および大学等教育研究機関の個人をそれぞれ団体会員と個人会員として運営されています。  

 本会は、産・官・学の協力により、食品分野での膜・分離技術関連分野の研究開発を通じて、食品産業に関連する学術の振興を図り、国民の健康増進・福祉の向上、食文化の発展に寄与する事を目的とします。

食品膜・分離技術研究会MRC) 本部事務局
担当: 渡辺
〒332-0015 川口市川口1-1-3-3211
TEL&FAX.  048-224-3336
E-mail:  mack80wata@uu.em-net.ne.jp

食総研開発MRCシステム
MRCシステム (Multistage Reverse
Osmosis Combined System)
((独)食品総合研究所開発の多段逆浸透高濃度システム)
食品開発展2食品開発展1食品開発展3
『食品開発展』(東京ビックサイト)に出展