第8回 MRC・初級者のための食品膜技術講習会 開催案内
食品膜・分離技術研究会(MRC)会員・関係者各位
食品膜分離・技術研究会 会長 渡辺敦夫

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃MRCの運営につきましてご協力頂き有難うございます。
 さて、下記の通りMRCの人材育成事業の一環として、『第8回MRC・初級者のための食品膜技術講習会』を開催致します。是非、御社の入社間もない技術者・研究者あるいはこれから新たに膜技術の研究・開発に取り組む技術者・研究者にご参加頂きますようご案内申し上げます。 
敬具

1.日時:2016120日(水)、21日(木) 2日間)

  •  20日 講義; 1000分より1700分講義終了後 情報交換・交流会
  •  21日 講義; 1000分より1630分まで

2.場所:(一財)日本食品分析センター(会場:日本水産油脂協会ビル―地図参照)

  • 新宿駅より小田急線:代々木八幡駅 下車 徒歩5分、あるいは
  • 地下鉄千代田線: 代々木公園駅 下車 代々木上原寄り出口 徒歩5分)
    1510062 東京都渋谷区元代々木町521 TEL 03-3469-7131

 MRC・初級者のための食品膜技術講習会 開催趣旨
食品膜・分離技術研究会(MRC)では、長年に渡り中級・上級者向けに『MRC食品膜技術講習会in Tokyo 』を開催してきましたが、一部の受講生からは、膜技術についてこれから学ぶ技術者のため『膜技術のイロハ』から講義してくれる『初級者のための膜技術講習会』を開催して欲しいとの意見が寄せられていました。
 7年前『第1回MRC・初級者のための食品膜技術講習会』を開催したところ、大変勉強になったとの大きな反響をいただき、また、2日間基礎から応用例までじっくりと教えていただきたいとの希望を多くの方々が寄せられました。
 そこで、今回も
2016年1月20日 21日の2日間に渡り、下記プログラムの通り講習会を開催することにいたしました。講習会プログラムへのリンク
 今回も昨年同様、長年にわたり我が国の食品産業における膜技術の研究開発をリードし、また、新潟大学で多くの学生を育ててきた経験を踏まえ、渡辺敦夫MRC会長が中心となり全体的な講義をします。また、膜装置の洗浄と洗剤については田辺忠裕MRC役員(元エコラボ社勤務・現在シラサギサニテーションラボ)が担当します。
 テキストには、本講習会用に作成した膜技術の易しい解説書等を使用致します。是非、多くの方々のご参加をお待ち致します。

 
 参加費
(参加費には、テキスト代、受講料、昼食代(2日分)、情報交換・交流会(夕食会)の費用が含まれます。なお参加申し込みをされた方には参加の有無に限らず参加費をお払い頂きます(準備費用が発生するため)。本人が受講できない際は、代わりの方か参加するようにしてください)
参加費 早割り扱い
(2016/1/8までの申込み)
早割り以降扱い
(2016/1/9以降の申込み)
MRC企業会員 30,000円/人 35,000円/人
大学・顧問等MRC会員 20,000円/人 25,000円/人
学生(学生で個人で支払をする方) 15,000円/人 18,000円/人
企業非会員 45,000円/人 50,000円/人
大学等非会員 30,000円/人 35,000円/人
   申し込み方法・参加費 振込先  
1) 申し込みおよびお問い合わせ(e-mailあるいはFAXにてお申込み下さい)
  〒332-0015 川口市川口1-1-3-3211 食品膜・分離技術研究会(MRC) 本部事務局
  TEL&FAX. 048-224-3336, e-mail :
mack80wata@uu.em-net.ne.jp
2) 申し込み内容: (参加希望者全員の) 氏名、所属、住所、郵便番号、電話番号、e-mailアドレスを記入して下さい。
別紙申込用紙をダウンロードして記入するか、同様の内容をお知らせください。書式は問いません)

3) 参加費振込先 郵便振替のほうが情報量が多く、間違えが少ないので、できるだけ郵便振替にて送金ください
◎郵便振替(ゆうちょ銀行)

 口座番号:
 口座名:

 加入者氏名: 
00170−3−502659
MRC本部事務局
渡辺敦夫

払込取扱票の通信欄に「2015年度初級者のための膜技術講習会参加費」と記入ください。
 請求書・領収書が必要ならばその旨、ご記入ください。なお、事務作業の簡素化のためどうしても必要な方に留めて下さい。

◎銀行の場合
 みずほ銀行:
 普通預金口座:
 名前:
川口支店(店番号: 300)
2425245
MRCホンブジムキョク
2016年1月20, 21日
第8回 MRC・初級者のための食品膜技術講習会 プログラム

日時

内容

講師

1/20
(
水)

10:0011:00
60

@ 講習会ガイダンスと受講者自己紹介
A
食品の加工技術と膜関連科学の基礎
 ー逆浸透濃縮・真空濃縮・凍結濃縮、浸透圧、分子・粒子の大きさ、物質の質量、超臨界流体抽出 

渡辺敦夫

11:0011:10 休憩
11:1012:10
60
B 膜技術の基礎 ―膜の構造と濾過、食品膜技術(文献紹介)
C 膜技術の基礎 ― 膜の作り方、膜の耐熱性・耐薬品性、スパイラル・中空糸・平膜・チューブラーモジュール、各膜モジュールの構造と特性―
12:1013:10 昼食
(一財)日本食品分析センター紹介とK講師紹介

13:1014:40
90

D 濃度分極と膜ろ過法
14:4015:00 休憩

15:0016:10
70

E 膜装置の組み方と運転データの取り方 ―線速・圧力・温度の影響、limiting fluxとcritical flux  ―研究の進め方と報告書の書き方―

16:1016:20

質問事項記入

16:2017:00
40
Q&Aアワー (MRC役員が出席し専門的な質疑ができます)  
17:0018:45 情報交換・交流会(MRC役員が多く出席され豊富な情報が得られます)

1/21
(
木)

10:0012:00
120

F ファウリング層の基礎的性質 ―透過流束の低下と分離性能の変化、fouling (pluggingとdeposition) とdegradation(劣化)、fouling層の性質とfouling防止用モジュール、限界安定透過流束

渡辺敦夫

12:0013:00 昼食
Kビデオ」 研究の進め方 等

13:0014:00
60

J 膜モジュールの洗浄
(1) 膜装置の洗浄の実際
(2) 膜装置洗浄用の洗剤

田辺忠裕

14:0015:00
60

G 膜技術の応用例―その1―
(1)
無菌化濾過による食品の製造
(2)
ナノ濾過技術による食品の改質と機能性食品の製造

渡辺敦夫

15:0015:15 休憩
15:1516:00
45
H 膜技術の応用例―その2―
(1) 飲料工業への膜利用
(2)
醸造工業への膜利用
(3)
水産工業への膜利用
(4)
食品分野以外への膜利用
I メンブレンバイオリアクター ―遊離生体触媒型と強制透過型膜リアクター、膜利用型排水処理設備
16:0016:30
30
質問事項記入 & 質疑
   渡辺敦夫:農学博士、 MRC会長、日本膜学会名誉会員、(元)新潟大学教授、(元)農水省食総研・研究室長
   田辺忠裕: MRC幹事、元エコラボ(株)、シラサギサニテーションラボ